ブログ
-
愉贵妃(海常在):清朝後宮で最も長寿を全うした「佛系天花板」の妃
はじめに 中国宮廷ドラマ「如懿伝~紫禁城に散る宿命の王妃~」で、如懿の最後まで変わらぬ友人として描かれた海貴人。 歴史上では愉贵妃として知られる彼女は、乾隆帝の…
-
絶対君主制の犠牲となった母と息子 – 雍正帝斉妃の悲劇
ドラマ「宮廷の諍い女」では、斉妃とその子第3皇子は頭が悪かったと描かれていますが、 史実を調べてみると、そうではないようです。 清朝雍正年間、一人の妃が味わった…
-
知られざる美術館名の深い意味:静嘉堂文庫美術館の「静嘉」に込められた岩崎家の文化継承への想い
美術館を訪れる時、その名前の由来について考えたことはありますか? 東京・丸の内にある静嘉堂文庫美術館の「静嘉堂」という名前には、 実は中国古典文学に根ざした深遠…
-
上野東京博物館見学の疲れを癒す空間がない?TOHAKU茶館で文化的な休憩を
東京国立博物館鑑賞後の完璧な休憩場所 上野東京国立博物館を訪れた後、 もう少しゆっくりと文化的な雰囲気を味わいながら休憩したい」と感じたことはありませんか? 一…
-
天智天皇の諡号に隠された意味 – 壬申の乱は王朝交代だったのか
はじめに 天智天皇という名前は、実は死後に壬申の乱の勝者である天武天皇によって贈られた諡(おくりな)です。 この諡号には、単なる敬称以上の深い意味が込められてい…
-
春日大社大鎧展に行く 赤糸威大鎧(竹虎雀飾り)は源義経奉納?足利義満奉納?
国宝赤糸威大鎧(竹虎雀飾り) 春日大社大鎧展で西の横綱、国宝赤糸威大鎧(竹虎雀飾り) 春日大社所像 は14世紀源義経奉納とホームページにかいてあります 竹虎雀と…
-
春日大社大鎧展に行く 国宝赤糸威鎧は、長慶天皇のものか
大鎧展の東西の横綱 春日大社大鎧展に、国宝東西の横綱が出品されているといわれています。 西の横綱は、源義経が奉納した国宝赤糸威大鎧(竹虎雀飾り) 東の横綱は、国…
-
春日大社大鎧展に行く 自天王の遺品と伝わる重要文化財の兜がある
自天王とは 自天王は南朝最後の天皇、後亀山天皇のひ孫。 生存1440年から1457年 南北朝統一(1392年)後、北朝と南朝が交互に即位する約束が守られず、 そ…
-
三国志Secret of Three Kingdoms33話 詩経 東山 曹操 蒿里行(反董卓連合軍を詠む)
三国志Secret of Three Kingdoms33話 数年の間に許都が変わってしまったという脈絡から出てきた言葉 詩経-濱風-東山 我徂东山 慆慆不归 …
-
三国志Secret of Three Kingdoms 32話 曹植(そうしょく)楊徳祖(ようとくそ)にあたうるの書
三国志Secret of Three Kingdoms 32話 曹植は優れた詩人ですが、彼の本当の気持ちは、 施政者として功績を残したいということでした。 そし…
-
乾隆帝の歴史的評価:名君か暗君か ― 清朝最盛期と没落の分水嶺
清朝第6代皇帝・乾隆帝(在位1735-1796年)は、 中国史上最も長期間統治した皇帝の一人として知られています。 しかし、その歴史的評価については「名君」と「…
-
如懿の意味 如懿伝は乾隆帝と如懿の結婚観の食い違いによる悲劇
紫禁城に散る宿命の王妃第4話 祜禄(ニオフル)氏と先帝皇后・烏拉那拉氏の姪である青桜、のちの乾隆帝との複雑なこだわりのある人間関係を良好にするため、青桜は、一計…