さおりん
-
満蒙独立運動と、四人の人間——溥偉・善耆・川島浪速・川島芳子
この記事は、川島芳子まわりの人々を結ぶ「背骨」です。バラバラに見える善耆・浪速・芳子は、じつは**満蒙独立運動**という一本の線でつながっています。ただし先に断…
-
易経・乾卦の龍——潜龍勿用から飛龍在天、そして亢龍有悔まで
以前、乾隆帝の書を見る機会がありました。高価な紙に流麗な字。でもなんか「俺は上手いんだぜ」みたいな感じの奢(おご)りをかんじてしまいました。[清朝皇帝の書] そ…
-
澶淵の盟と蕭燕燕——平和がもたらした金は、中央集権を支えた
> ※この記事は、私の遼(契丹)シリーズの一篇で、蕭三姉妹や太祖三支の物語の、ちょうど真ん中にある大事件——澶淵の盟を扱います。和平を、ただの停戦ではなく…
-
虎符とは何か——軍を動かす「割り符」と、節度使の悲劇
> ※この記事は、「[玉圭・璧・鉞]」から、軍事権の話だけを切り出した続編です。鉞(えつ=儀礼の斧)が「軍を動かす権利」の象徴だったことは、向こうで書きま…
-
伝国璽とは——「受命于天」と刻まれた、千年さまよう天命のしるし
>この記事は、「[和氏の璧]」の続きです。命がけで守られたあの宝玉は、やがて伝国璽(でんこくじ)——皇帝の正統そのものを示す印璽——に姿を変え、その後、千…
-
燕雲十六州——草原と中華の「扉」をめぐる、千年の物語
> ※この記事は、私の三つのシリーズ——「[草原の帝国]」「[遼(契丹)]」「[清朝末期]」——を、一つの地理でみてみました。北京を中心とする燕雲十六州を…
-
北魏・孝文帝——征服王朝の「漢化ジレンマ」、その原型
> ※この記事は、私のシリーズの背骨「漢化 vs 独自性」——征服系の北方王朝が、漢人の世界をどう治めるか——の、いちばん古い原型を扱います。遼の[火神淀…
-
曹丕——千年ごとに塗り替えられる顔と、塗り替えられない一冊
> ※この記事は、「[歴史は勝者が書く]」の生きた実例です。「曹丕は、悪役にされたのに、現代ドラマのおかげで“かわいい”になった。後世がどう描くかで、顔は…
-
征服王朝とは何か——「浸透」と「征服」、唐と清のあいだ
> ※この記事は、私のシリーズがずっと追ってきた「漢化 vs 独自性」という背骨の、言葉の定義を整理する一篇です。唐の皇室は鮮卑なのに、唐は征服王朝といわ…
-
突厥(とっけつ)——草原に「可汗」と文字を遺した、テュルク最初の大帝国
> ※この記事は「草原の帝国」シリーズの一篇で、「[冒頓単于(匈奴)]」と「[回鶻(ウイグル)の歴史]」のあいだを埋めます。匈奴ののち、草原の覇権はいくつ…
-
万葉集「蟹の歌」——召されるとは、喰われること
> ※この記事は、清朝末期シリーズの「[科挙の栄光(曲江宴)]」と対になります。あちらは「天子に召される=栄誉」の物語。こちらは、同じ「召される」を裏側か…
-
嵯峨浩を救った日本人たちーー名もなき人々と、名のある一人
嵯峨浩(さが ひろ、1914―1987)は、清朝最後の皇帝・溥儀の弟、溥傑に嫁いだ日本人女性である。その結婚が、関東軍の「日本の血を皇位に」という長期計画の一環…