旅行を楽しむ
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杜甫の絶望を訪ねて:科挙合格者たちの栄光の地、長安・曲江を歩く
進士たちが夢見た曲江の宴 唐代の長安。わずか0.03%という超難関を突破し、科挙の最高位「進士」に合格した者たちを待っていたのは、人生最高の栄光の瞬間でした。 …
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鉞(ユエ)斧から軍事権のシンボルへ
古代中国において、武器は単なる戦闘の道具ではありませんでした。 特に「鉞(ユエ)」と呼ばれる斧型の武器は、実戦での使用から儀式の象徴へと変遷し、 最終的には皇帝…
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天壇に「昊天上帝」が見当たらない理由とは?実際に刻まれていたのは「皇天上帝」だった
天壇で気づいた意外な発見 北京の世界遺産・天壇を訪れた時、私は不思議な発見をしました。世界史の教科書で学んだ中国最高神「昊天上帝(ハオティエンシャンディ)」の名…
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漢字「止」の深い意味を探る – 足の指から始まる文字の歴史
私たちが日常的に使う「止まる」という意味の漢字「止」。しかし、この文字の本来の意味を知ると、古代中国の人々の生活や思想が見えてくる興味深い発見があります。 「止…
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台湾の故宮博物院 封禅玉冊に見る中国古代の政治哲学「以徳配天」
はじめに 台湾の故宮博物院には、中国史上極めて貴重な宝物が所蔵されています。唐の玄宗皇帝と宋の真宗皇帝が封禅の儀式で使用した「封禅玉冊」です。この玉冊は、単なる…
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下関条約の舞台を訪ねて―李鴻章という人物に思いを馳せる
なぜ下関が選ばれたのか 日清戦争の講和条約が下関で結ばれた理由は、単なる地理的な便利さだけではありませんでした。日本側には明確な意図があったのです。 下関は関門…
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壇ノ浦で悟った二位尼の歌の真意〜「あなたは天皇であるから」という深い教え
現地に立って初めてわかった歌の本当の意味 壇ノ浦の古戦場跡を訪れて、私は二位尼の辞世の歌について、これまで抱いていた理解が表層的であったことに気づかされました。…
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小倉城での発見 ~修復への疑問から歴史の重みへ~
はじめに 小倉城を訪れる前、正直なところ迷っていました。焼失した天守閣を修復する際に「どうせなら」と実際より見栄えよく作り直してしまったこの城。国宝でもない、史…
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小樽で出会った「うだつ」~富と成功の証を街角で発見
言葉の意味を初めて知った瞬間 「うだつが上がらない」「うだつが上がる」という言葉は、日常会話でよく耳にしていました。なんとなく「パッとしない」「成功しない」とい…
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プリマス紀行:アメリカンスピリットの源流を訪ねて
はじめに 「アメリカンスピリット」とは一体何なのか。その答えを求めて、私はマサチューセッツ州プリマスの地を踏んだ。1620年11月、メイフラワー号がケープコッド…
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札幌時計台に隠された誤解:プリマス・プランテーション訪問記
これは個人的な体験と考察に基づく記事です。歴史的解釈には異論もあることをご了承ください。 はじめに 私たちは長い間、札幌時計台を「日本初の時計台」として理解して…
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クラーク博士と開拓者精神 – メイフラワー号から札幌への旅路
遥かなる旅路 今でこそ飛行機で日本からボストンまで13時間程度の旅ですが、クラーク博士の時代は全く違いました。アメリカ東海岸から大陸横断鉄道に乗って延々とアメリ…