大宋宮詞
-
封禅の儀とは?始皇帝から宋の真宗まで——天子だけが許された中国最高位の祭祀
> ※封禅は、シリーズの根っこにある「天命」(「[牧誓]」「[以徳配天]」)を、皇帝が身体で実演する儀礼です。都の祭壇「[天壇]」が後の形なら、泰山の「封…
-
ドラマ『大宋宮詞』の蘇義簡は実在した?史実とドラマの違いを解説
中国の歴史ドラマ『大宋宮詞』に登場する蘇義簡は、劉皇后(劉娥)の垂簾聴政を支持し、彼女の有能さを認める理想的な忠臣として描かれています。 しかし、この人物像は史…
-
旒(りゅう)と垂裳(すいしょう)に込められた、「見ない・聞かない」統治術
> ※じつは私、中国時代劇を見ながら、ずっと不思議だったのです。皇帝の冠の前に垂れている、あの玉の“じゃらじゃら”。あれ、邪魔じゃないの? 視界に揺れて、…
-
「執」という字に込められた想い – 蘇義簡の最期に見る人生の意味 大宋宮詞59話
法と忠義の狭間で 蘇義簡は将来の宋のため、法に基づいた処刑を自ら望んでいた。 彼の命を救おうと劉娥(皇太后)は必死に手段を探したが、有効な方法は見つからなかった…
-
古代中国の神秘的な図案「河図」「洛書」- 瑞祥のシンボル ドラマ大宋宮詞52話
古代中国において、天からの吉兆を示すシンボルとして崇められた「河図」と「洛書」。 これらは単なる図案ではなく、 宇宙の真理を表現した神聖な象徴として、 皇帝や為…
-
及笄(きゅうけい)の礼——女性の成人式。同じ三つの冠が、男に「権力」を、女に「徳」を授けた【大宋宮詞44話】
> ※この記事は、「[加冠の儀(男性の成人式)]」の、対になる女性版です。ドラマ『大宋宮詞』44話の「及笄(きゅうけい)の礼」。じつは高貴な女性も、男性と…
-
ドラマ「大宋宮詞」と越人歌の美しい重なり ピンインと解釈
中国の歴史ドラマ「大宋宮詞」では、主人公・趙禎と曹汝の切ない恋物語に、古代の名詩「越人歌」が効果的に用いられています。 物語の背景 許婚の郭清悟がいるにもかかわ…
-
「蟷螂が斧を以て隆車に向かう」とは 「身の程知らず」か「死を賭した奮闘の勇気なのか」 大宋宮詞50話
「蟷螂の斧」- 中国古典から学ぶ教訓 中国時代劇「大宋宮詞」第50話で印象的なシーンがありました。 宋の皇帝趙恒が崩御した後、曹鑑とその娘曹思斉は、 皇帝の弟で…
-
九錫」の「錫」はすずじゃない──諸葛孔明だけが断った天子の恩賞を、徹底解説
九錫(きゅうしゃく)とは何か? 九錫(きゅうしゃく)とは、皇帝が特別に功績のあった臣下に下賜する、9種類の最高位の恩賞のことです。 これらはいずれも通常は天子(…
-
加冠の儀——三つの冠で授かる、おとなの三つの権力【大宋宮詞43話】
※この記事は、「[旒と垂裳]」「[衮冕(劉娥と仁宗)]」につづく、“帽子”の一篇です。ドラマ『大宋宮詞』43話で再現される「加冠(かかん)の儀」—…
-
宋遼時代の女性統治者:劉娥と蕭燕燕の功績と社会的反発 大宋宮詞42話
はじめに 11世紀の中国大陸では、宋と遼という二つの王朝が並立していました。 興味深いことに、この同時代に両国でそれぞれ優秀な女性統治者が活躍していましたが、 …
-
大宋宮詞39話:友悌図に込められた法と情の調和
中国ドラマ「大宋宮詞」の第39話では、宮廷内の事件を通じて、宋朝の皇帝趙恒(真宗)が直面した法と情の葛藤、そして儒教的価値観に基づく統治の理想が描かれる印象的な…