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「浣碧」(かんへき)名前の意味、階層社会の中で生き抜いて宿願を果たす 「宮廷の諍い女」歴史上モデル

「浣碧」名前の由来

浣碧の「碧」は、硬玉の総称である「玉」に対して、通常ネフライトを指す「碧玉」に由来します。

ネフライトは、硬玉の総称である「翡翠」よりも地位が低い。
浣碧の劣った出自と境遇を示唆しています

「浣碧」は妹なのに侍女

浣碧は甄嬛(しんけい)の腹違いの妹でありますが
その実母は、罪を犯した大臣の娘であったため、身元を明らかにすることができませんでした
もともとは家の娘であり、頭がよく賢かったのですが、
そのため本来受けるべき貴族の教育を受けることができないだけでなく、
生母の生前と死後の無名にも耐えなくてはなりませんでした。

「浣碧」の性格

性格は高飛車でプライドが高く策略家です
元々は、大家の令嬢でありながら、不本意に侍女をしているからです
彼女は、階層的な封建社会の中においては、
自分を守るために何らかの策略を弄せざるを得ないからです

「浣碧」華妃に利用される

浣碧は甄家の甄嬛の専属メイド(持参金として婚家から同行する侍女)として宮中に入ります。
母親が死んだ夜、彼女は亡き母を供養するために紙のお金を燃やします
ところが、宮中で、死者をこのように供養することは禁じられており、
それを曹貴人に見られてしまいました。
そのことを脅され、華妃に何度も甄嬛を陥れるために利用されました
結局は、そのことが甄嬛にバレてしまい、やむなく甄嬛への嫉妬と生みの母への不義理を告白します。
ところが、甄嬛から、自分の父から浣碧を幸せにするよう頼まれていたこと、
また、生母の母の名声のために自ら計画していたことを知り、
自分の過ちを後悔して忠実になりました

 

「浣碧」ついに宿願達成

浣碧は、甄嬛が皇帝の寵愛を取り戻し、宮殿に入った後、ついに宿願に向けて動き出します。

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甄嬛や甄嬛の父よりもさらに高い望みを持っていました。

彼女の宿願とは、母親が甄家の一族として名前を残すこと、

自分も甄家の正式な娘となることです。

宴席で酔った果郡王のそでより皇帝の目の前になぜだか匂い袋が落ちてしまいます。
その中には甄嬛(ゼンファン)の姿をした切り絵が入っており、皇帝に見られてしまいます。
果郡王が大事にしまっていたこの女性は誰か
まさか甄嬛というわけにはいきません。
そこで浣碧はそれは私であると名乗りをあげます。
私は、甄嬛の実の妹なので似ているのですと言って
果郡王の妻になることに成功しました。
このことによって
浣碧はメイドではなく正式に甄嬛(ゼンフアン)の妹として認められ
浣碧の母は甄家一族として祀られることに成功し
彼女の宿願は果たされ、喜びの結婚式となりました。

 

 

「浣碧」は幸せになれたか

ところが、果郡王に嫁いだ浣碧は決して幸せではありませんでした。
孟静娴という女性と同時に嫁ぎました。
しかし、浣碧にしろ、孟静娴にしろ果郡王の心の中にある甄嬛にとって代わることはできませんでした。
孟静娴は、果郡王を酔わせる機会を得て妊娠に成功したため、
浣碧の地位はさらに揺らぎます
皇帝一族の宴の席で孟静娴は毒殺され、
果郡王と甄嬛の不倫を疑った皇帝により、果郡王は毒殺され、
葬儀の席上、浣碧は悲しみと憤りのあまり、棺を叩いて自害しました。

 

「浣碧」のモデル

果郡王嫡福晋;钮祜禄氏ニオフル氏
孝圣宪皇后钮祜禄氏の妹と記載あり
しかし、孝圣宪皇后の侍女であった記録なし
ドラマによる創作と思われる

 

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