若曦最終章
若曦は、雍正帝に手紙を書きます。
しかし雍正帝からは何の便りもありません。
彼は会ってくれない 、私を許してないんだわ。
最後にひと目会うことすら拒むほど恨んでるのね 。
いいえ 恨みさえないのよ 。
私の存在なんて心にも留めてない 無関心なのね
若曦の手紙を出典から意訳
《画堂春·一生一代一双人》より
相思相望 不相亲
互いに想い合い、寄り添うことなく見つめ合う
強い縁で結ばれた2人なのに、一生を共にしたいと過ごしたいと思っているのに
2人の運命は離れて、一緒にいることができず、ふたつの場所に隔てられて一緒になるることはできません。
互いを想い、互いを見つめても、愛し合うことができないのなら、
毎年訪れる春は誰のためにあるというのでしょう。
もし私たちが牛飼いと機織りの乙女のように、天の川を渡って再会することができるなら、
どんなに嬉しいことでしょう。
《虞美人·愁痕满地无人省》 より
薄情转是多情累 曲曲柔肠碎
落ち葉のように悲しみが地面に散らばっているのに、
広告
この悲しみを、誰も理解することはできません。
露が竹の葉の影を濡らし、
私は一人で誰もいない回廊に佇んで、
竹の月明かりの中で
あなたの手紙を読むと
私の心を慰めることができます
あなたがこの手紙を書く時に、
あなたがご自分の手を暖めるために
ランプに手をかざしているときのことを考えずにはいられません。
《虞美人·曲阑深处重相见》より
红笺向壁字模糊
曲阑深处重相见
赤い紙に書かれた文字は涙のためにぼやけています。
曲がりくねった廊下の奥で、私はもう一度あなたに会った。
あなたは涙を拭い、震えながら私の腕に寄り添った。
最後に若曦の言葉
毎日あなたが来るのを楽しみにしています。