許婚(いいなずけ)の郭清悟(かくせいご)を相手にせず、曹汝(そうじょ)と逢瀬(おうせ)を重ねる趙禎(ちょうてい)を劉娥は憂慮します。しかし、趙禎(受益)は気持ちを止められません。趙禎と曹汝のデートの時に流れる曲です。曹汝を越人の娘にたとえ、王子が越人歌の物語のように肩に絹織物を掛けて求婚するつもりであるという暗示です。日本語はそのまま字幕をお借りしました。大宋宮詞54話から
越人歌
jīn xī hé xī xī
今 夕 何 夕 兮
今宵はなんと美しき夕べか
jiǎn zhōu zhōng liú
藆 洲 中 流
舟は悠々と大河を下らん
jīn rì hé rì xī
今 日 何 日 兮
今日はなんと得がたき幸運か
dé yǔ wáng zǐ tóng zhōu
得 与 王 子 同 舟
王子と舟を共にするとは
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méng xiū bèi hǎo xī
蒙 羞 被 好 兮
分け隔てなき王子の優しさに
bú shì gòu chǐ
不 誓 诟 耻
ただ戸惑うばかり
xīn jǐ fán ér bù jué xī
心 几 烦 而 不 绝 兮
胸の鼓動が高まってゆく
dé zhī wáng zǐ
得 知 王 子
王子と出会ってしまったから
shān yǒu mù xī mù yǒu zhī
山 有 木 兮 木 有 枝
山野に木が生え、木に枝が茂るように
xīn yuè jūn xī jūn bù zhī
心 悦 君 兮 君 不 知
恋心が芽生えども、君これを知らず