『月出』は詩経にもあった
陳風-月の出は、古代中国最初の詩集『詩経』に収められている詩です。
月明かりに照らされた美しい女性を詠んでいます。
各章の最初の行は月で始まり、
2行目は彼女の顔の美しさを、 佼人(美しいひと) 燎(煌めいている)
3行目は仕草の美しさを、 舒(ゆったりとしている)
そして最後の行は彼女への恋心に動揺し、安らぐことができない詩人自身の気持ち 劳心慅兮(心が落ち着かない)
を描写しています。
詩経『月出』の和訳
月が真っ白く明るく昇り、美しい人がそばに。 その人の仕草はしなしなとして、優雅で、ゆったりと歩く。私の心は揺れ、この恋心に動揺してしまう。
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月が明るく輝いて昇り、その美しい人の様子は妖艶だ。私の心は落ち着きを失った。
月が明るく照らし、その美しい人は煌めいている。 その人はしなやかに身をくねらせる。私の心は安らぎを失ってしまった。