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瑛貴人を見た第3皇子は清平調詞:李白を口ずさむ 第3皇子の心境を写し、瑛貴人の運命を予感させる詩 宮廷の諍い女69話

瑛貴人に出会った第3皇子は李白の詩《清平調詞》を詠む

 

名花傾國兩相歡,

míng huā qīng guó liǎng xiāng huān ,

国を傾けるほどの美女(楊貴妃のこと)が牡丹の花と戯れている

 

常得君王帶笑看。

cháng jūn wáng dài xiào kàn

君主(玄宗皇帝)はそれを微笑みながら見ている

 

解釋春風無限恨,

jiě shì chūn fēng xiàn hèn ,

君主の限りない憂いは春風が吹いたように晴れていく

 

沉香亭北倚闌干。

chén xiāng tíng běi yǐ lán gān

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沈香の亭の手すりに寄りかかりながら。

第3皇子の心境

この詩は、当時の第3皇子の心境を表しています。

父である雍正帝からは、頭が悪い、しっかり勉強しろと叱られます。

皇后(継母)からも、「愚かな鳥は、他人よりも努力して学ばないと先に飛べません」

と休む間もなく、勉強に追い立てられています。

そして、継母は自分の一族の力をさらに強くするために、皇子である彼に縁談を持ってきます。

が、その女性たちは、皆高慢で、幼い妹が衣服を触っただけで、怒ります。

彼は、穏やかで、自分を理解してくれる優しい女性を求めています。

詩のように美しくて、憂いを吹き払ってくれるような。

 

同時に瑛貴人の運命を暗示している

詩でうたわれた楊貴妃は、安史の乱で、首を吊りました。

瑛貴人も、第3皇子を唆したとされ、首をつるための白絹を賜りました。

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