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コウラン伝12話 秦に攻められた韓は上党を趙にわたし、趙と秦を戦わせて生き延びようと考える

秦に4年間攻められ韓は困っていました。秦の軍隊が、上党の地に迫ると、韓は一旦は、秦に上党の地を渡して和睦しようかと考えましたが、上党の地を秦に渡して和睦したところで、そのうち今度は残った土地も攻めてくるだろうと考えました。どうせ上党の地を失うなら、いっそのこと趙王に献上して、趙とともに秦に対抗しようと考えました。

紀元前262年、韓は上党の地を趙王に献上して、秦の矛先を趙に向けさせ、韓の安泰を目論みました。

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秦に攻められていた上党の守備兵たちが「私たちは秦に入りたくないのです。趙が良いのです」というと、趙王は喜んで上党の地をもらいました。趙王は、廉頗将軍を派遣して長平を守らせました。

が、これ以降、秦と趙とは戦うようになりました。

また戦争商人であった呂不韋は、戦乱の続いていた上党の民たちには十分な食料がなかっので、邯鄲から食料を売りつけて、巨額の利益を出しました。

紀元前230年、韓滅亡

紀元前228年、趙滅亡(邯鄲陥落)

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