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『椒房』とは 杜甫の詩『麗人行』にみられる椒房

『椒房』jiāo fáng とは

椒は山椒 shān jiāo、房は部屋 ,房间 fáng jiānです。

山椒の部屋という意味ですが、椒房宮というと、后妃たちが集まるための宮殿です。

山椒の実は細かい茎にびっしりとついています。

実の多いことにあやかり、皇子が多く産まれるようにと願いが込められて名付けられました。

また、山椒は邪気を払うとも考えられていたので、后妃の庭に山椒を塗り込めたり、庭に植えたりしました。

中国盛唐の詩人杜甫の詩、『麗人行 lì rén xíng』では、「后妃 hòu fēi」を意味しています。

 

 

 

麗人行 杜甫 に使われている椒房

就中雲幕椒房親       

jiù zhōng yún mù jiāo fáng qīn   

高い雲のように幾重にも張られた幕の中にいる椒房(楊貴妃)の親族   

賜名大國虢与秦 

cì míng dà guó  yǔ qín 

虢国夫人、秦国夫人と いう名前を賜りました。
 

杜甫は楊一族を批判しています。

 

狂夫寄語錦帳前,麗人如花美眷全。

何事秋風悲畫扇,独倚西廂雨。

一段愁聲碧云里,千行楚思舞鴛鴦。

金波玉浪無窮盡,寧識盧家洛陽道。

就中雲幕椒房親,賜名大國虢與秦。

紛紛射鵰演羽儀,欺霜傲雪踏青裙。

尊酒不空饜上客,深情贈與短頭簪。

珠翠貝文合古今,珍重莫言忘機勝。

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