※本サイトは、アフィリエイト広告を利用し収益を得て運営しています

失地の皇帝 衣冠の様式 鳳袍(ほうほう)帝王は冠に玉を垂らし邪悪を見なかった 大宋宮詞31話

黄帝の子孫は宋の皇帝なのか遼の皇帝なのか

耶律留守(やりつるす)は新鄭(しんてい)で黄帝を参拝すると宣言しました。

宋の朝廷は危機感を覚えますが、阻止する策を思いつかないでいました。

黄帝は中国皇帝の始祖と考えられているので、耶律留守が参拝すれば、遼の皇帝の始祖が黄帝となってしまうからです。

趙恒は冠を脱ぎ、先祖に謝罪するべく太廟(たいびょう)に籠もります。

失地の皇帝とは

領地を与えられなかった皇帝のこと。

もし、遼の皇帝の始祖が黄帝ならば、黄帝を祀っている新鄭(しんてい)は北宋の領土なので、

遼の皇帝は黄帝から領地を与えられなかったか、領地をなくしてしまった皇帝ということになります。

鳳袍(ほうほう)とは

鳳袍(ほうほう)とは、身分を表す宮廷衣装。

古代、鳳凰は貴婦人や妃の身分を表すのによく使われたため、鳳袍(ほうほう)は、鳳凰や牡丹などの花柄を主なモチーフとして飾られていました。

画像は清朝時代の鳳袍です。

ドラマでは耶律留守を引き止めるため、鳳袍(ほうほう)を仕立てるから5日間の猶予を求めています。

なぜならば、黄帝は衣冠の様式を定めた人なので、遼の最高権力者である皇太后に宮廷衣装を送るというのは良い口実だからです。

耶律留守は了承し、留まることになりました。

垂裳とは

何事もしないこと。君主が人民のなすがままにまかせて、平和に治まっていることのたとえ。垂拱すいきょう

以下の文からきています。

広告

 

 

私は今まで、中国時代劇をみて、皇帝の冠の前面に玉飾りがついていて邪魔なんじゃないかと思っていました。

しかしこれは、黄帝が邪悪をみないように冠につけた玉飾りだったんですね。

 

黄帝とは

臼と杵を作って米の殻をむいて食べることを教えた。

粘土を焼いて陶器を作って水を汲む道具を作った。また、後に城壁も作った。

病気の治療を民衆に教え、最終的に医学の最高傑作「黄帝内経」を完成させた。

漢方薬の調合技術を教えた。

衣服や冠を作った

船や乗り物を作った

音楽を作った

 

 

広告

中国ドラマ

広告