鹊桥què qiáoとは
カササギの橋.
かささぎ橋の詩
空の薄雲は巧みに模様を作りながら月を隠しています。
流れる星は恋のため息でしょうか。
天の川は遥か遠くに退き、じっと息を潜めています。
そしてひそやかに時が過ぎてゆきます。
この度の逢瀬は、露の玉が秋風を堪えて震えているような短い時間でした
でも、この世の無数にあるどんな恋よりも素晴らしいと信じています。
あなた様の溢れ出る優しい心は流れる水のように絶えず、
二人が一緒の楽しい時間は夢のように過ぎ去りました。
帰らなくてはなりませんが、かささぎ橋を見るのが辛いです。
長く相思相愛の二人、
どうして毎朝毎晩逢うことにこだわることがありましょう。
いつも一緒にいなくても私の心は変わりません。
原詩はこちら
纤云弄巧,飞星传恨,银汉迢迢暗度。
xiān yún nòng qiǎo , fēi xīng chuán hèn , yín hàn tiáo tiáo àn dù。
金风玉露一相逢,便胜却人间无数。
jīn fēng yù lù yī xiāng féng , biàn shèng què rén jiān wú shù 。
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柔情似水,佳期如梦,忍顾鹊桥归路。
róu qíng sì shuǐ , jiā qī rú mèng , rěn gù què qiáo guī lù 。
两情若是久长时,又岂在朝朝暮暮
liǎng qíng ruò shì jiǔ cháng shí , yòu qǐ zài zhāo zhāo mù mù
康熙帝の第8皇子からのラブレター
康熙帝の第8皇子は、日頃会えなくなってしまった主人公のルオシーにあてて文を送ります。
これは旧暦の7月7日を詠んだ宋代詩人秦观のものです。
牛飼いの青年と機織りの乙女の物語を通して、誠実で純粋な愛を述べています。
彼の真摯な気持ちが、美しい言葉と共に現れています。
いつもいつも一緒であることにこだわることはないという、その思想が本当の愛とは何かという高みを目指しています。
1曲目は牛飼いと機織りの乙女が会う場面
纤云弄巧,飞星传恨,银汉迢迢暗度。金风玉露一相逢,便胜却人间无数。
空の薄雲は巧みに模様を作り、空の流れ星は恋の切なさを伝えます。
天の川は遥か遠く、ひそやかに時が過ぎてゆきます。
秋風に玉成す露を置く七夕の一たびの出逢いは、まことに人の世の無数の恋にまさっているのではないでしょうか
2曲目は別れの場面
柔情似水,佳期如梦,忍顾鹊桥归路。两情若是久长时,又岂在朝朝暮暮
溢れ出る愛は流れる水のように絶えず、楽しい時間は夢のよう。
別れの時はカササギ橋を見るに忍びない。
(カササギが天の川に橋を作ってくれたので、渡って会いに来れたが、またその橋で帰らなくてはならない)
二人の愛が、死が二人を分かつまで揺るぎないものであるならば、
どうして毎朝毎夕出逢うことにこだわることがありましょう。