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蘇義簡の人生をかけた言葉「執」と幸九を考察してみた 大宋宮詞59話 

蘇義簡は将来の宋のために法に基づいた処刑を希望しており、劉娥は彼の命を守る手段を探していますが、有効な方法は見つかりませんでした。

劉娥は蘇義簡のために絹の上着を縫い、彼のいる牢に会いに行きます。蘇義簡は「執」の字を書きかけていたところで手を止めました。そこには「幸」の横に「九」と書いてありました。

劉娥はその書きかけの字を見て、「この字のために孤独を貫いたの?」と蘇義簡に尋ねます。

「執」とは

1手に)握る.掌握する.例 zhízhèng 執政

2 堅持する.

3 実行する.執行する.例   zhíxíng 執行

の意味があります。

蘇義簡は劉娥が縫った服を着て喜び、「皇太后お手製の服を着られるとは、これ以上の幸せはありません」と言います。また、劉娥が入れた茶を飲み、「再び皇太后のお茶をいただけるとは、思いもよりませんでした。死んでも悔いは無い」と述べます。

そして、蘇義簡は「九」に思いを込めて点を打ち、「丸」にして「執」の字を完成させます。

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「幸」「九」「丸」

「幸」は手枷を意味します

「九」は行き詰りを意味します。屈曲して折れ曲がり尽きるという象形文字です。

「丸」は、人がひざまずいて両手をそろえて前に出しているようすを表しているとされています

 

私は蘇義簡の人生が屈曲して折れ曲がり行き詰まるでなくてよかったと思いました。

きっと幸せを恭しく受け取ったと感じました。

 

「今日まで強い想いがありました。

それは皇太后のため朝廷を整えなおすことです。

そうすれば陛下に天下安泰の宋を残せます

ゆえに私の生涯は孤独ではなかった

この人生で、皇太后にお会いできて、私は幸せでした。」

と言って刑場に消えました。

 

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