※本サイトは、アフィリエイト広告を利用し収益を得て運営しています

大宋宮詞 32話 天書が降ったって本当?趙恒の年号大中祥符とは?黄鶴楼の由来とは?

天書が降ったって本当?

遼とセン淵の盟を結んだことで宋王朝の権威が失墜したと考えた宋王朝官吏は、鶴が飛来して火玉と天書を落とすというショーを行なった。

天書には趙恒が宋を統治する正統性が記されており、これによって宋王朝や趙恒は面目を保つことにした。

天からの吉兆を得られたことで趙恒は年号を大中祥符(たいちゅうしょうふ)元年に改めた。

本当かと思って調べましたが、大中祥符という年号は本物でした。こんなことをしなくてはいけないほど、権威が傷ついたと皇帝は気にしていたんですね。

この時代はどう贔屓目に見ても、北方民族に押されていた漢民族。必死でしたね。

なんで鶴?黄鶴楼の話

三国時代、酒代を忘れた老人は酒代の代わりにといって橘の皮で黄色い鶴を描いた。その鶴が客の歌にあわせて踊りだすというので評判になり店は大繁盛。十年ののち老人が再び現れ、笛を吹くと白雲が湧きおこり、老人は鶴に乗って飛び去った。店主はここに楼を建て黄鶴樓と名づけた。

広告

つまり鶴は仙人の乗り物であるから。

黄鶴楼といえば

昔人已乗黄鶴去
此地空餘黄鶴楼
黄鶴一去不復返
白雲千載空悠悠
晴川歴歴漢陽樹
芳艸萋萋鸚鵡洲
日暮郷関何處是
煙波江上使人愁

 昔の仙人は已に白雲とともに黄鶴に乗って去り、この地にはただ黄鶴樓が残っているばかりである。
 一度去った仙人の乗った黄鶴は再び帰っては来ず、白雲のみが千年も昔のままゆったりと浮かんでいる。
 (この楼から望めば)晴れ渡った川の景色ははっきりとして、対岸の漢陽の樹色が見え、草の盛んに茂っている鸚鵡洲も近くに見える。
 《だが自分は天涯に漂泊(ひょうはく)の身》日暮れになると郷里はどちらの方角にあたるかと思われ、夕もやが立ち込める長江の風情(ふぜい)が私を悲しませるのである。

広告

中国ドラマ

広告