「河図」「洛書」はともに瑞祥のシンボル
古代中国で瑞祥(ずいしよう、めでたいことがおこる)のシンボルとされた神秘的な図のこと。
ドラマでは、王欽若が皇帝の機嫌を取るために現れたと言っています。
河図 河图
河図は古代中国から伝わる天空の星々を起源とした模様です。
「河」は「星の川」「天の川」を指します。
伝説によれば、と伏羲という3皇の一人は、黄河の中から現われた龍馬の背中にあった模様(河図)(天の川の図)から八卦を作りました。
伏羲は天を見上げ、雨や雪、雷や稲妻、強風、霧を見て、その時鳥や動物がどうなるかを観察しました。
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天の星、地上の気候、動物たちこれらは全て
天と地の間の陰陽の変化によって起こると考え、八卦をつくりました。
八卦とは、天と地の間の陰陽を要約する8種類の図です。
洛書とは
伏羲・神農・黄帝という3皇の後、その後5帝の時代になりました。
5帝最後の舜の時代、人々は、黄河の氾濫に悩まされていました。
舜に命を受けた禹が治水工事にあたっていました。
その時、洛陽の南を通り黄河に注ぐ川(洛水)から神亀が現れ、『洛書』を背負って禹に献上しました。
禹はこれを使って水をうまく治めました。
『洛書』には天帝が九章を与える(法律)とあったので、
舜は禹に位を譲ったそうです。
水平、垂直、対角線数字の合計が15に等しい九宮図であったと思われます。